ウールは特別な加工をしなくても、落ち着きのある自然な光沢を持ちます。その理由は、繊維表面がスケールと呼ばれるうろこに覆われており、そのうろこが光を乱反射し、丁度曇りガラスのように光沢を抑え込んでくれるから。
質感の面でいうと、座ることによる摩擦で毛は使うほどに従順になり、ざっくりとしたリネンのような滑らかな質感に育ちます。さらに、日常的な掃除機掛けで余分な遊び毛が消えていき、ウール本来の光沢が呼び起こされます。
「使うほどに良くなる」というと、ついレザー素材を思い浮かべがちですが、ウールもまた経年変化が楽しめる生地なのです。
INDEX
もくじ
01
WOOL生地10の真実
ウールなら、10年たっても
買った時のように美しい!?
02
WOOL生地10の真実
お子さまがいるお家でも大丈夫!
汚れをはねかえすウールファブリック
03
WOOL生地10の真実
天然除菌、洗わなくても臭くならない!?
04
WOOL生地10の真実
冬は暖か、夏はサララ。
ウールの別名は「天然のエアコン」
05
WOOL生地10の真実
ウールの“ブルー”は全く違う!?褪せない色の魅力
06
WOOL生地10の真実
意外な手軽さ。普段のお手入れは、掃除機のみ
07
WOOL生地10の真実
ウール=毛玉は間違いだった!?
毛玉の原因は「静電気」
08
WOOL生地10の真実
ウールのチクチクが苦手な私。
でも「座る」なら大丈夫かも!?
09
WOOL生地10の真実
ヨレッとしたソファは品を失う!?
ウールの「張り感」
10
WOOL生地10の真実